玉川寺の年越し坐禅会

あけましておめでとうございます。
今年も皆にとって良い年でありますように。

さて、鶴岡市玉川寺(ぎょくせんじ)で除夜の鐘を聴きながらの座禅会があると聞き、大晦日からさっきまで一人行ってまいりました。

午後10時30分に玉川寺到着。
ちょっと早かったかな。まだ誰も来てない。11時30分から始まるということだったらしく、ひとり控え室で待たせてもらいました。
外は雪。暗い窓の外から水の流れる音が聞こえてくる。
静かだなぁ〜。落ち着くなぁ〜。
寺の方達の控え室からテレビの紅白の音も漏れ聞こえて来る。これもなかなか情緒あるねぇ。
30分ばかり一人で静かな時を過ごした後、11時を過ぎた頃からだんだん人も集まりだした。そして、11時20分頃から本堂へ移動しご住職から少し説明を聞いた後、早速座禅開始。

静かだ...落ち着く...
座禅を始めて少しすると、除夜の鐘が鳴りだした。ゴーン...ゴーン...

座禅をしている間は、よく「無になれ」といわれるが、まあそんなことはまず無理で、「鐘の音が心地良いなぁ」とか「足がしびれてきたぞ」と意識したり、頭の中にはいろいろなことが湧いて出てきます。ただ、そういう五感に感じるものや、心に浮かぶ思念にたいして、なるがままにそれらの一切に引き込まれないように、気にかけないようにするのだそうです。
はじめはいろいろ気にかかっていた感覚や思念も、呼吸が静かに整ってくると、不思議とそういうものが少なく(小さく)なってくるものですね。

座禅を組んで約30分。そのまま元日を迎えました。
座禅、いいもんですねぇ。とても気持ちが良い。30分という時間はあっという間で、もう少し組んでいたいなと思いますね。

座禅の後は、元朝祈願。般若心経が読まれてたな。曹洞宗は太鼓に合わせて読経するんだねぇ。住職なかなかのバチさばきです。
そのあと、全員に抹茶が振る舞われ、おいしくいただいてきました。

とても有意義な年越しでした。今年の大晦日もまた行こう。