「DAYS JAPAN」という雑誌

購読している雑誌に「DAYS JAPAN」というフォトジャーナリズム月刊誌があります。
DAYS JAPAN (デイズ ジャパン) 2007年 11月号 [雑誌]
テレビ・新聞をはじめとするメディアが報じない事実を取り上げる数少ない雑誌だと思うので、創刊からずっと購読しています。
この雑誌には、市民が爆撃によって死傷しているようすなど、衝撃的な写真が掲載されることもあり、正視することが出来ないこともしばしばあります。
テレビ、新聞が報じることも、もちろん事実でしょうが、都合の良いように編集されてというか、あまりに一面的に報じられるように感じることが多々あり、テレビ、新聞が伝えたものと同じ事象を DAYS JAPAN に掲載される写真を通して見たとき、そこにはニュースの裏側にある現実が映し出され、「事実は1つである」ということは、決してないのだなと実感させられます。

DAYS JAPAN は、見る人によっては少し強烈すぎるかも知れません。そして、決してこの雑誌の記事がすべて正しいということもないでしょう。最終的には自分が判断する事になるのですが、その判断材料としては貴重な雑誌だと思います。他のマスコミが報じるニュースと併せてみると、ちょうど良いのかも知れません。


先月ビルマ(ミャンマー)で射殺された長井健司さんの殺害直前の写真が DAYS JAPAN のホームページに掲載されています。
>ビルマ(ミャンマー)で取材中に射殺されたジャーナリスト、長井健司さんの最後の様子を伝える写真を掲載します。(10/25)

本年9月27日、ビルマ(ミャンマー)のデモを取材中に長井健司さんが射殺されました。解散を求める警告ののちも市民は抗議行動をやめず、この直後、兵士と警察は市民に襲いかかりました。兵士には「カメラを持った人間は外国人であろうとすべて撃て」との指令が下されていたとの情報もあります。取材中の長井さんを最後に撮影した写真が、NLD-LA本部を通じてフォトジャーナリストの黒川大助さんより編集部に寄せられましたので、WebサイトおよびDAYS JAPAN12月号(11月20日発売号)の特集「ジャーナリストの死」の記事中に掲載します。

左の奥のボックスの前にいるのがそうでしょうか。
彼のような正義感の強いジャーナリストがいるおかげで、我々は事件の裏側にある現実を知ることが出来るのだとおもいます。
心からご冥福をお祈りいたします。