青森へ"車中泊の旅"に行ってきた

仕事の都合上、8月にはお盆休みをとれない。それで、毎年この時期に夏休みをとって気ままな旅をここ数年続けている。今年は、9月21日〜23日の3日間青森方面へ、バイクではなく5月からの相棒"レガシーBP9"で初めての旅。そして、いつもは一人旅だが、今回はお供が一人ついてきたので二人旅になった。

1日目。朝酒田市から国道7号を北上。今回は、海沿いをひたすら走り、まずは男鹿半島へ。入道崎に到着。ここで、昼飯。

さらに海沿いの県道と国道101号をひたすら北上し青森を目指す。午後3時45分頃、黄金崎不老不死温泉に到着。ここの露天風呂の外来入浴は、午後4:00までなのでぎりぎりセーフ。
今回の旅の目的の一つは、温泉!露天風呂!。ここの露天風呂は海岸のすぐそば。有名な温泉だけあって、人はいっぱい。入った時はまだ夕日には早かったが、夕日を見ながらのお風呂は最高なロケーション。「露天風呂での写真撮影禁止」と看板立ってたので、外からみた露天風呂の写真。

不老不死温泉の後は、大戸瀬崎の千畳敷をみる。ちょうど夕焼けがきれいな時間で、幻想的な雰囲気。

そして暗くなった国道101号を東へ進み、五所川原で夕食。
今回の旅は、旅館やホテルに宿泊せず、車中泊の旅。寝る場所をさがす。五所川原から国道339号を北上し、十三湖の道の駅で寝ることに決定。牛の鳴き声を聞きながら寝る。

2日目。朝目覚めとともに国道339号を北上、竜飛岬を目指す。
途中、竜飛岬の手前の眺望台に立ち寄る。天気が良ければ渡島半島も見えるようだが、あいにく雲に隠れてよく見えない。竜飛岬はすぐ先に見える。しかしここまでの道はすごい。自衛隊が作ったそうだが、納得。

7:30頃、竜飛岬に到着。とりあえず先端まで下りてみたり、灯台を見たり、「津軽海峡冬景色」を聞きながら津軽海峡を眺めてみたり...

階段でも国道だという、国道339号の通称「階段国道」を歩いてみた。

それから、竜飛岬といえば、青函トンネルの本州側採掘基地。

ということで、竜飛岬のすぐ近くにある採掘基地跡地に建てられた「青函トンネル記念館」へ。ここでは展示だけでなく、実際に工事で使った斜坑(トンネルに下りていく斜めの穴)から地下へ下りられるのが面白い!

青函トンネル記念館をたっぷり楽しんだ後は、国道280号を陸奥湾に沿って走り、青森を目指す。途中、青函トンネルの入り口も立ち寄る。

青森港のアスパムでおみやげ調達と昼飯。その後は、連れのたっての希望で、三内丸山遺跡へ。まぁ、俺としてはあんまり興味ない分野なので、さらっと見ただけでした〜。

さて、旅の重要な目的、いざ温泉へ!青森から国道103号を八甲田山に向かって、酸ヶ湯温泉へ。酸ヶ湯といえば、千人風呂!内風呂だが、すごく広くて最高ーでした。混浴(でも男しかいないけど)なので当然のことながら、風呂の写真は禁止。

さてさて、お風呂の後は夕飯調達のため、国道394号を下り、黒石市街へ。車にもガソリン補給。この日の寝る場所は、浅瀬石川ダム湖畔の道の駅。山のなかだけあって、星がきれいだった。

3日目。八甲田山といえば雪中行軍だが、その隊が遭難しなければ到着していた温泉が「田代元湯」というところらしい。もう宿は廃業しているのだがお風呂は残っているというので、朝6時、田代元湯を目指して出発。張り切っているのは俺だけ。我がお連れさんは、あんまり乗り気じゃぁないみたいだが...
しかし、道が判らない。とりあえず、道路地図を手がかりに(山岳地図が必要だ!)、深沢温泉から林道に入り、途中から徒歩で山道を進むと、それらしき建物が!正面へ回るとお湯が入っていない露天風呂らしきものも。

あれ、でも目指していたところとは違うな。扉を開けてみると、お!温泉だ!「田代新湯」と書いてある。

田代元湯ではないが、まぁ、とりあえず入ってみた。う〜ん秘湯!ここは地元の方が掃除や管理をされているようで、とてもきれいにされている。管理人さんご苦労様です。とても気持ちよく入らせていただきました。
後から調べてみて判ったのだが、本来目指していた「田代元湯」は、別の林道入り口から入って、今はダム工事の現場になっているところを抜け、今にも落ちそうな吊り橋を渡って行かねばならないようで、今回たどり着いた「田代新湯」は、以前は田代元湯からも山道と橋でつながっていたそうだ。田代元湯は、それなりの装備と何があっても自己責任の心構えがないと行ってはいけない様なところらしい。ということで、機会があったら挑戦してみる。

秘湯の後は、奥入瀬渓谷を見つつ、十和田湖へ向かう。

奥入瀬渓谷を、きれいだな〜...気持ちいいなぁ〜...とまったり走っていると・・・「スコーン!」と何かボンネットに落ちてきた!
どうやら、栃の実らしい・・・
それが走行中の俺のレガシーちゃんのここに当たって・・・

それで、こうなったらしい・・・orz

軽量化のためボンネットはアルミ製なのだそうで、ごらんの通りきれいに凹んだ・・・^^; まだ新車で買って4ヶ月なのに...orz
...栃の実に罪はない...(T_T)、"天災"だからしょうがない...(T_T)、あきらめるしかない(T_T)...と思ったら、車両保険で直してもらえるらしい。やっぱ、保険は入っておくもんだなぁ。^^;

奥入瀬渓谷を登り切ると、そこは十和田湖。しかし、奥入瀬に入ったあたりから風が強くなってきて(そのせいで栃の実が...)、十和田湖についたら雨も降り出した。せっかく来たのだからと観光を試みるが、あまりの強風と雨に断念。昼飯だけ食べて帰ることに。

帰路は十和田湖から国道103号を秋田・大館に抜け、そして国道105号を南下して由利本荘へ抜け、国道7号へ。

そろそろ旅も終わりというところで、旅の最後の締めはやはり温泉。ということで、鳥海山の麓にある「金浦温泉」へ。ここは近いので時々来るが、良い温泉だ。日帰り入浴も、夜も9時まで入れるのがうれしい。

そして、車中泊の旅は終わる。
最初は2人で車中泊はちょっと狭いかなと思ったが、意外と快適。さすがレガシー・ツーリング・ワゴン!
これからは車中泊にはまりそうだ。